「ゆり。今までごめんなさい」

……え?

「お母さん、ゆりの気持ちを全然考えてなかった。ゆりをいっぱい傷つけちゃったよね。ゆりは悪くないのに…」

いきなりどうしたのかな?…


「お母さんね、お父さんが死んだとき、自分だけが寂しい思いをしてるっておもってたの。だから、寂しさを紛らわすために、毎日飲んで、男の人と遊んでた。でも、あなたを見ていたらその行動が辛かったの。」

そうなんだ…。


「ゆりにはたくさんひどいこと言ったよね。自分が悪いのに……。ゆりを見てると自分がすごく恥ずかしかったの。でも、やめることなんて出来なかった。」