どこにでもいる普通の女の子。 そんな私の心はもう限界だった。 「今日はどこ行こうかな」 私は毎日、一度家に帰る。 そして、お母さんから出ていけ! と言われたらちゃんと出て行く。 まあお母さんがいなくなるまでの間だけなんだけど。 「ねぇ。こんな夜中に1人でなにやってんの?」 背後から男の人の声が聞こえた。 「…散歩です」 私は小さく答えた。 「こんな時間に?」 私だって本当は家に帰りたい。 1人はやっぱり寂しいし、心細い。 でも… 「私がいるとお母さんに迷惑かけちゃうから」