さっきまで怒っていたゆりの顔が、今度は赤くなっていた。

「ゆり」

「なに?」

「可愛いよ」

俺はゆりの耳元で囁いた。
「///。可愛くなんかなあよ。でも…お世辞だとしても、海斗に可愛いって言われるの、すっごい嬉しい。」

なんでそんなに可愛いんだよ。

これなら、絶対に学校で1番モテてもおかしくない。
………

そういえば、ゆりはあまり学校での話しをしない。