小さなラブレター




いつもより可愛いのは、海斗のために念入りにチェックしたから。


『恋する乙女は誰よりも輝いてる』

よく聞く言葉だけど、本当にそう思う。

大好きな人に、可愛いって言ってもらえるためにがんばってるんだから、可愛いに決まってる。

時間をみると4時50分。
そろそろかな…っと思っていたら、玄関から愛しい人の声がした。

「ゆり。ただいま」

私は急いで玄関に行った。
そして海斗に抱きついた。
「おかえり」

海斗のいい匂いがする。

「昨日は本当にごめんな」
「すごく心配したんだよー。私、嫌われたんじゃないかとか、私は海斗にとって、どんな存在なのかな…とか」

私はちょっと、怒った顔をしてみた。