小さなラブレター




「どうして私って思ったの?」

そういえばチューリップには私の名前とか書いてなかったのに…。

「わからなかったよ。でも、ゆりだったらいいなって思ってた。」


そうなんだ…。

「だからゆりでよかった」

そう言って、海斗は私を抱き寄せた。

「今までもらったラブレターの中で一番嬉しかった。」

「文字もないし、あんな小さなラブレターなのに?」

「うん。愛はたくさんこもってたからね」