「なんでそんな可愛んだよ」 ……えーっ!!?? 海斗は私を抱きしめる力を強めた。 「ちょっ…海斗苦しいよ…」 「ゆり―…」 海斗が私の耳元で囁いた。 私はその言葉を聞いた瞬間、また涙が溢れた。 嘘……? それとも夢? 海斗が私のこと……… 好きだなんて――。