チチチ・・・


チュンチュン・・・



スズメのさえずりで目が覚める。



今日の寝覚めはよかった。



変わったことといえば不思議な夢を見たことくらいだろう。



しかし、不思議だったということくらいしか覚えていない。



内容は全て忘れてしまった。




まあ、今朝は気持ちよく起きれたからそれでよしとしよう。




しかし、この爽やかな気持ちも、ここでは無意味に等しい。




ドッカーン!




どこかで爆発音がする。




ダンッ!ダンッ!




銃声の音もちらほら聞こえる。




こんなのは、日常茶飯事。




ここには、怪物やいろいろな物が迷い込んでくる。




無差別に人を殺していったりするものが多いから、人間だって生きようと必死になる。




まあ、私には関係ないか。




人間死ぬときは死ぬんだし。




もし私が、怪物に殺されてもそれが運命だから諦めようと思えるよ。



私はふわああと、大きなあくびを一つした。