私の胸が高鳴った。 「ねぇ聞いてる?」 「あっ!すいません!」 彼は覗きこむように 私の顔をみる。 「名前なに?」 「へっ!?」 「席探してるんでしょ? これ出席番号順だから」 名前教えて?と彼は また私を覗きこむ。