繋いだ手

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なにやってんの私。
また顔が火照ってきた。

ドクンドクンと
心臓が騒がしい。

目を瞑ると思い浮かぶ、

あの笑顔。
笑うとくしゃってなる
あの笑顔に…


「拓馬くん……」


私は不意にそうつぶやいていた。