「麻奈ちゃんは 笑ってたほうがいいよ。」 そう言って 私の頭の上に ポンっとのせた。 その手は 大きくて.私を包み込んで くれるような あたたかな手だった。 そのまま 拓馬くんは学校の方向へ 歩き出した。