ぼーっと、流れる雲を眺めていると。 コンコンコンと、ドアをノックされた。 ???「はーい、どうぞー」 訪問者は、ゆっくりとドアを開き、下の方から半分だけ顔を出して、じーっとオレを見ていた。 真っ白な肌に血走った目、それに床に着きそうなくらい長くて黒い髪が今にも飛んできそうで……正直。 こえーよ。 まるで、呪いの類をかけられているようだ。