「ごめんね。一人で焦っちゃって…柚麻のしたいようにすればいいとおもうよ」
「…わたし、はるちゃんは間違ってないとおもう」
ようやく絞り出した声。
「だから、野恵くんに、伝えようとおもう」
うんうん と頷くはるちゃんの目には
涙が浮かんでいた
「それは柚麻が決めたことなの?あたしが急かしたから?」
不安そうにそう聞くはるちゃん
ちがうよ
「わたしが決めたの。はるちゃんのおかげで決めれたよ」
涙を拭うはるちゃんの横で
わたしは野恵くんにメールを返した。
あんまり会わないよね
って送られてきた
野恵くんのメールに
じゃあ
明日のお昼休み
会わない?