鳴ったのは愛菜の携帯ではなく… 私の携帯だった。 (誰だよ…) 「もしもし…」 … 「…もしもし…」 「誰?」 「教えてきたのにひでぇ~じゃん」 「え?」 「ヒデだy~」 「あっ!間違えました…」 切ってしまった。 すごく緊張した。 短い会話だったのに一時間喋ったぐらい 長く感じた… 「えぇぇぇぇぇ早いよ!」 みんなそんな事言ってるけど… 私の耳にはまだヒデの声が 残っていた。 これが・・・・ 恋?