昨夜の出来事で、秋高の心に雪姉が入り込んでしまったんだ…



こんな秋高…今まで、見たことがないもの…



嘘でしょ…、お願い、気のせいであって!



あたしは祈った。



分かれ道で、雪姉の後ろ姿をいつまでも追い続けている秋高。



あたしが秋高を見つめてることにさえ気づかない。