幼なじみ〜春夏秋冬〜

「あー!秋高!やっぱり来てたんだあ」



雪姉の声で、秋高はあたしから手を離した。



振り返った秋高に、あたしの手も離れてしまった。



一瞬。



嬉しそうな顔をした秋高を、あたしは見逃さなかった。