幼なじみ〜春夏秋冬〜

「あたし当たらないからやってないけど」



あたしはテレビを見たまま答えた。



「マジか?!頼むよ、助けてくれよお!!」



秋高があたしに手を合わせる。




「もお、仕方ないなあ」



あたしは嬉しさを隠しながら、面倒臭そうに立ち上がった。