「どうしたの?」



ジャングルジムのてっぺんから見ても、はっきりとわかる秋高の顔の変化に思わずあたしは大きな声を上げた。



左の頬が赤く腫れ上がっている。



「振られちゃった」



秋高が、へらっと笑う。



「は?」