「…たく……、また明日ね!」 私は言った、 精一杯の笑顔で。 堪えきれなかった 涙がこぼれ落ちるのを 感じながら。 どうやって 来たのかなんて わかんなかった。 どうしてここに 来たのかも わかんなかった。 宮殿の古くさい 本の臭いが鼻につく。