smoke woman



ゴーンゴーン

二時限目の始まりの鐘が
鳴り響く。


「…そろそろ帰る、ばいばい。」

私は立ち上がった。すると、
かたぎ…りゅうに腕を引っ張られた。


「…何?」

「──…ぃんの?」

「え?」

私に聞こえないぐらいの
小さな声でなにかを言ったりゅう。


「彼氏、いんの?」

…彼氏?

あぁ、さっきの藤田達が言ってた事を言ってるんだ。

「え、あー…一応?」

私は首を傾げた。


「へー。」
りゅうはそう言って
手を緩めた。


「でもうまくいってないんだろ?」

そう言いながら。


「…うん。」


私は頷いた。