身動きがとれないから、触っている人がどんな人なのかが分からない。 扉だから駅に入れば普通は開くのだが、この辺りの駅はしばらく反対側の扉が開くので、追い込まれた側のこの扉は開かない。 犯人は元からそれを知っていて犯行をしているのだろう。 抵抗しないことをよかれと思ったのか、その犯人の行動はもっと激化する。 歩の下着の中にゆっくり手を侵入させ、お尻を生で撫でてきたのである。 「っ……ぃ……や」 歩から溢れた声は電車の音と、車内に流れる運転手の声で消されてしまった。