何で? ケータイ番号を交換した覚えがない。 酒を飲んでいたとしたら、酔った勢いで交換していたということも考えられるが、歩は酒をいれていない。 いつ―――――? 歩はハッとする。 「………あの人、あたしがトイレに行ってるとき勝手に交換したな?」 そうだとしたらなんて勝手な人だ。 歩は着信を無視しようと思ったが、着信を受けた。 『もしもし、歩ちゃん?』 「なぜ、あなたがあたしのケータイ番号を知ってるんですか?」 歩は出るなり、そう言いつけた。