「歩は俺のどこに惹かれたの?」 歩は机から少しだけ顔を上げて先生を睨む。 「………意地悪。何その追い討ちな質問。顔がヤバいって言ってんのに!」 先生はにやりと笑って 「だって楽しいんだもん。歩の顔、ゆでダコみたいだな。耳まで真っ赤」 笑う先生に歩はさらに睨み付けた。 「で?歩は俺のどこに惹かれたの?教えてよ、」 どこだろう――――。 改めて聞かれると分からない。 先生はあたしに優しくしてくれた。 どんなあたしでも受け入れてくれた。 でも一番に選ぶなら――――。