「伝わったよ。歩は優しいな。」 先生は優しく笑った。 「………でも、あたしいつも優しすぎて、いろんな人に注意されるんだよね……。そんなんじゃ、いつか詐欺師とかに騙されるよって……。」 確かに優しすぎると、つけこまれる確率が他の人より多いかもしれない。 だけど―――――。 「歩にとってそれはコンプレックス?直したいとか思ってる?」 先生が聞く。 「え……………、どうだろう?優しさっていうのは大事だと思うし、そこまで嫌ではない。けど何でそんなこと突然聞くの?」 歩が聞く。