真山は店長と先生から言い寄られて泣きそうになっていた。
「私……、黒瀬さんに話があって。どうしても黒瀬さんと話がしたくて来たんです。
このお店で住み込みしてるって知ってて、今日が定休日だって知って、会えるかなって思って来たんです」
突然の真山の言葉に歩は驚いた。
「…………でも。」
歩は下を向いた。
真山の話を聞きたくない訳ではない。
だけど先生との約束を破りたくない。
すると真山が苦笑いで、
「突然アポなしで押しかけた私が悪いの。用事があるんだよね………。私帰ります」
とお辞儀をした。
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