「えっと………、実はあたしが通ってた高校の養護教諭してて、あたしが困ってることを一緒に支えて助けてくれたの。


それであたしが高校卒業したら………付き合おう………みたいな?」



二人は興味津々に食いつく。



「教師と生徒の恋?!まさに禁断の花園……みたいな?!」



………禁断の花園?



歩は『何だそれ』と内心思いながら苦笑する。



歩は『写真見せて!』とせがまれて、ケータイに保存してあった二人で撮ったツーショット写真を見せた。



「いいなぁ、彼氏いるって。しかも教師とか。しかもイケメンじゃん!!うちの通ってた高校の教師なんてウザイやつとハゲ面のおっさんぐらいしか居なかったよ?!」


「あはは、うちも!」


と二人は歩を羨ましがった。



歩は何だか嬉しくなった。