二人は食べ終わり、完成する時間帯が近づいてきたことに気付き、約束通り割り勘でお金を払い、レストランを出た。 ジュエリーショップに行くと、指輪はすでに完成していた。 先生はお洒落なケースに入った指輪を受け取ると、 「歩、左手出して?」 と言った。 歩は恥ずかし気に左手を差し出す。 先生は優しく歩の左手の薬指に指輪を通した。 「改めて卒業おめでとう。これからもよろしく」 と言ってくれた。 「うん!ありがとう。すごく嬉しい」 歩は幸せそうに微笑んだ。 先生も指輪を自分の指に通して微笑んだ。