すると、歩の隣に女の子が近付いてきた。 「おねえちゃん、どーして泣いてるの?」 女の子は歩の顔を覗き込んだ。 「この子が未空だよ」 先生が言う。 この子が───。 確かに南さんに似てる。 「おねえちゃん、どこか痛いの?みくが治してあげる」 と未空が歩に抱きついた。 歩は少し戸惑ったが、これが彼女なりの治療法なのだろうと感じた。