「早く中に入れてよかったね」
と歩がメニューの本を捲りながら微笑んだ。
「そうだな、」
先生もメニューを見ながら微笑んだ。
歩は“ホワイトソースの魚介類フェットチーネ”を、先生は“茄子とトマトソースのペンネ”を選んで食べた。
値段のわりにはボリュームもあるし、スープやサラダがセットとして付いてきて、お手頃だ。
歩が美味しそうに食べていると、
「歩っていつも食べてるとき美味しそうに食べるよね。」
「だって美味しいんだもん。好き嫌いとかもあんまり無いし、」
「そうなんだ。一口貰っていい?」
と先生が歩のパスタを指差す。
「いいよ。じゃあ、あたしも先生の食べさせて」
と一口ずつ食べ合いをした。


