講義が終わったあと、横にいた胡桃と絢乃が声をかけてきた。
「このあとどうする?って………歩は予定空いてるわけないよね?」
歩は鞄にルーズリーフや参考書などを片付けながら笑顔で『うんっ!』と即答した。
「うわ、即答とか!」
胡桃がふて腐れる。
「どーせ歩は彼氏とイチャイチャ過ごすんでしょ?!うちらは………」
と落胆しながら机に突っ伏した。
「……胡桃ったら」
と絢乃は苦笑した。
「で、彼氏と今日はデート?」
と質問してきた。
「ううん、家でパーティーする予定なの。だから今日は早く帰って準備するの」
「ふーん、家でパーティーするってかなりラブラブなカップルの行動だよね。っていうか同棲するぐらいだしね」
「うん!」
歩は幸せそうに笑う。
そして席から立ち上がる。
「っていうことで今日は帰るね。じゃあね」
「うん。バイバイ。彼氏とお幸せにね~」
絢乃と胡桃に見送られながら歩は大学の教室を出た。


