「あ!ダメなら全然いいの!!忘れて?」
「ダメじゃないよ。一番いいお祝いかもね。俺も歩と付き合ってる証、欲しいと思ってたし。よし、じゃあジュエリーショップ見に行く?」
「ジュエリーショップなんて……。そんなしっかりしたやつじゃなくていいよ?雑貨屋とかにもあるじゃん。別にああいうのでも、」
歩は値段のことを考えて、そう言った。
すると先生が歩の頭を軽く叩いた。
「学生が大人の男の懐を心配なんてしないの!」
と先生は歩の手を取り、手を繋がせる。
「ほら、行こう。」
歩は何だか嬉しくて、おかしくて、笑いが溢れた。


