「まぁ、歩はこの辺の出身だろうしな。ここあんま空気とか澄んでないし、若干しか見えないもんな。」
すると先生が何かを思い出したように、
「あ、じゃあさ、今度行ってみる?そこまで実家と離れてないし、普通にデートするのと変わらないと思う」
「え?!」
思わぬ話の展開にビックリした。
「行ってみたい」
歩は顔を赤くして頷いた。
「じゃあ今度機会があったら行こう。」
歩は今が何となくチャンスだと思った。
「先生、話があるの」
歩は先生に身体を向けて先生の目を見つめる。
「ん?なんか真面目な話?」
先生も歩に合わせて歩の目を見る。
歩は鞄からこの前もらったマグカップを取り出した。
告白の時にと思って一日中鞄に忍ばせていたのだ。


