特に今日、帰ってからバイトもないし、終わらせなきゃいけないレポートもない。 「大丈夫………だけど?」 「じゃあ予定のままで大丈夫だね?」 先生は優しく笑う。 「どんなに時間が潰れても楽しめればいいんだよ。歩は俺とか他人に気を遣いすぎだよ」 と頭をポンッと軽く小突いた。 いつも自分では気付けないところを分かってくれてて支えてくれる。 歩は先生のこういうとこが大好きだ。 「じゃあ出発していい?」 先生の問いに歩は微笑んで頷いた。 先生は微笑み返し、車をゆっくり発進させた。