「それで歩さぁ、一緒に暮らしたいなぁとか考えたことないの?」 「え?」 「ほら、年頃の女の子がずっとバイト先で住み込みって問題じゃない?何が起こるか分からないようなご時世なんだし」 まるで昨日の先生の告白を聞いていたかのようにピンポイントな質問だ。 「そんなこと分かってるけどさぁ」 また口籠る。 あたしだけ何もしないで住むのは悪い。 「歩は物事を気にしすぎだよ。きっと彼氏は歩が心配で一緒に暮らしたいって言い出したんじゃないの?」 「うん……。そう言われた」