「で、彼氏との甘い夜はどうだったんでしょーか?お聞かせ願いましょーか?」
胡桃が自分のペンケースをマイクのように歩の口元に近付ける。
また歩の顔が赤くなる。
絶対歩の反応を楽しんでいるとしか思えない。
「ど、どうだったも何も……別に」
恥ずかしくて口籠る。
「別にってことはないでしょ?」
「………何が聞きたいのか、分かんないもん。」
歩は知らん顔する。
「分かってるくせに~。歩って嘘つくとすぐ顔とか行動に出るよね~」
胡桃と絢乃がクスクス笑う。
「笑わないでよッ!」
歩は唇を尖らせる。
本当は何が聞きたいか分かってる。
けど恥ずかしくて言いたくないだけ。


