「先生が養護教諭でよかった。そうじゃなきゃ先生と出会えてなかったかも」
歩は屈託のない笑顔で微笑んだ。
その時、先生がイスから立ち上がり、歩の隣に移動した。
そして歩の顎を軽く持ち上げ唇を奪う。
また不意討ちのキス――――。
また歩は驚いた表情で先生を見つめるだけ。
「歩、あんま可愛いこと言うなよ。」
先生が低い声で呟いて、再び唇を塞ぐ。
次第にキスは激しくなる。
保健室に舌と舌が絡み合う、いやらしい音が響く。
そこまで広いわけではないので、やけに響く。
「―――ん、」
苦しくなって、堪えてた息が続かなくて歩は甘い声が漏れた。
長すぎて、ぎこちない感覚になってきた時、先生はやっと歩を解放した。


