「黒瀬が高2の時ですね」
「あら、ちょっと秘密の関係ってやつじゃないですか。」
教師は教師でも、やはりおばさんだからなのか、そういうメロドラマチックな恋愛に食い付く。
「あぁ、まぁ。全然気付かなかったわ」
先生は苦笑する。
「あら、なら私が邪魔するのもいけませんね?私はおいとまさせていただきます。私、このことは誰にも言いませんのでご安心ください。」
と言い、何だか陽気なテンションのままで仕事に向かった。
「何かテンション高かったね、」
歩が苦笑する。
「そうだな、」
先生も苦笑した。
そして歩は懐かしい余韻に浸るため、校舎内を練り歩く。
先生も付き合った。
そしてふたりは最後に先生の仕事場であり、ふたりの思い出の場所でもある保健室に入った。


