「その痴漢から………写真から香ってきた匂いがしたの」 先生は驚いた表情をした。 「昨日の痴漢とストーカーは関わりがあるのか?」 「多分………。」 「顔とか見た?どんな奴だったとか分かる?」 歩は首を横に振った。 女性が女性を触るという同性の犯行も否定は出来ないが、あの手の感触は明らかに男だった。 だけどそんなの何の証言にもならない。 「そんなの………余裕なかったもん。ただ男の人だったってことしか分かんない……」 「だよな……。」 沈黙が走る。