歩が先にシャワーを浴びることになった。 歩が料理作りに夢中になっている時、先生が仕事の合間にお湯を張っていたようだ。 歩はなんだか悪いことしたな、なんて思いながら身体を洗う。 風呂場にあるミラーに自分の全裸姿が映る。 「今から、あたし…………」 この身体を先生にあげるんだ。 怖くてたまらない。 でもここまで来て逃げられないし、覚悟はいつかしないといけないことは分かっている。 そう。自分で決めたことだもん―――。 「だいじょうぶ」 歩は自分に言い聞かせた。