歩は怯えた。
すると先生がハッとして、
「わ、ゴメン……!今、俺、無意識だった!」
と慌てたように怯えている歩に詫びを入れた。
シ―ンと静まり返り、映画が音声がやけに大きく聞こえる。
先生が歩の腕を掴み、フローリングから身体を起こしてくれた。
絶対、今から映画を見進めても内容が頭に入ってこない。
そのくらい、緊張している。
すると、
「―――歩、まだ映画見る?」
と先生が聞いてきた。
「え」
「俺、見続けても、何か妙に意識しちゃって内容が頭に入らない気がしてさ。」
先生も歩と一緒のようだ。
「そろそろ………行動しようか」
と先生が呟いた。
歩は小さく頷いた。


