「ゴメン………なさい。先生が仕事忙しそうだったから言い出せなかったの……。邪魔したくなくて………」
『何だか言い訳臭くて情けないね……。』
歩はそう呟いて泣きながら苦笑した。
「歩はそんなこと心配しなくて良いんだよ!!」
その笑いが痛々しくて、先生は辛そうな表情をして歩を抱き締めた。
「………でも迷惑かけたくないもの。今までたくさん先生の迷惑かけてきたから、もう邪魔はしたくないの」
「迷惑とか邪魔とかそんなこと俺は感じたことなんかねぇよ!!俺が歩を守りたいから、支えたいから、自分の意思でやってんだよ!!
だからお願いだから、一人で抱え込むなよ。俺に相談ぐらいしろよ……。」
先生の声も震えている。
歩は頷いて、先生の胸に顔を埋めて嗚咽を漏らしながら泣いた。


