アザレア

目には目を、歯には歯を。

騙す気が無くても結果的に私は長い時間騙されていた訳だし、罪にはそれ相応の罰が必要だ。


「さて。帰るか、俺達の家に」

「その前に。……誓って、一生をかけて償うって」

ならば貴方に下す罰は、私を愛す事、――私に愛される事。

たまには強気に、と不機嫌そうな顔をしてみせた私に、誠は満面の笑みを浮かべて即答した。


「容易い御用だ」







END.