「よかったね、つぼみ!……で、あんたはなんて…?」 私を見たあと、きつく睨みながら夢華のほうを向く佐知葉。 まさしく鬼に等しい感じの顔をしている。 「あ…アハハ〜」 「アハハじゃないわよ!去年から付き合いわるいとは思ってたけど…てか、今さら?おそっ!」 やっぱり、今さらって言われると思ったよ。 「ごめん〜!嫌いにならないで〜」 佐知葉にへばり付く夢華を苦笑いしながら眺めてた。