校門まで三人で歩いた。 「明日から春休み。新学期からクラス替えだよ〜!同じクラスになれるといいね!」 目を輝かせながら言う夢華に佐知葉が一言。 「ムリだよ」 「なんでよ〜!!信じながら願ってれば同じクラスになれるかもよ〜」 数ヶ月前の光景と同じ。 「じゃぁね、つぼみ。春休み入るから相談したい事があったらいつでも電話して」 「そうだよ!?これからは一人で悩むの禁止ね」 「うん!」 二人と帰り道が違う事もあり、そのまま別れて家路についた。