「佐知葉来て」 夢華が佐知葉を呼ぶ。 そして手を繋いで一つの輪になった。 「私が倒れそうになったら、二人は私を支えてくれる。佐知葉が倒れそうになったら、私とつぼみで佐知葉を支える。だから、つぼみが倒れたら私と佐知葉が支えるよ!」 「何回でも起き上がらせてみせる。それが親友っていうものじゃないの?」 二人の言葉が嬉しくて、また涙が溢れてくる。 「佐知葉…夢華、ありがとう。……大好きぃ!…うぅ…」 それから三人で泣き喚いた。 静かな教室で…