夢華にまた苦しい思いをさせられない。 幸せでいて… 「ダメなの!みんなで幸せにならなきゃ!!今度、私と聖夜とつぼみと優斗君でダブルデートしよう?また一緒にスタジオで収録見に行こうよ?!」 私の裾を掴んで言ってくる夢華。 こんなに必死になるなんて。 みんなで幸せに… 私は幸せになっていいの? 幸せになれるの…? 「大丈夫だよ。幸せになれる……だから、一人で迷わないで?」 「私は…どうしたらいいの?」 夢華の言葉が正直嬉しい。 私の胸に一言一言染み込んでくる。