昇君のところに戻って、ファミレスから出ることに。 私たちがファミレスを出るまで、マヒロさんは戻って来なかった。 「その頬どうした?」 「え…あ?!これ?へへ。叩かれちゃった!あ、私が先に叩いちゃったんだけど…ね」 「ごめん…」 今まで見たことがない切ない顔で私を見る。 昇君の手が私の頬に触れる。 まだ、痛かったけどそんな事忘れるくらい今の状態に頭がフリーズ。 「これ」 「へ?」 昇君が差し出したのは… 箱? 「誕生日と今日のお礼」 「えぇ!」 今日はびっくりすることだらけだよ。