「はぁ?あんな奴顔がいいだけでしょ?全然使えないし」 「昇君は道具じゃないよ」 「道具よ!男なんてみんな」 最低… 最低だよ! 昇君のかわりに私が… 「あんたみたいな人!人を愛する資格なんてない!昇君はあなたを信じてたのに…もう、昇君を傷つけないで!」 「知らないわよ…」 私の勢いに負けたのか、肩を縮ますマヒロさん。 こんなに熱くなったの久しぶりかも。 女の子を叩いた事ないからな。 「二度と昇君の目の前に現れないで」 それだけ言って、お手洗い室を後にした。