「お腹空いたよね?近くのレストラン予約してたんだ」


「レストラン?!ほんとに?ありがとう」


レストランか〜


一回そういう豪華なところで食べて見たかったんだよね。


友達と行くときは、いつもファミレスっかだし。



「手、繋いでいい?」


遠慮がちに聞いてくる優斗君がなんだか可愛い。


「もちろん!」


優斗君の手が私の手に重なる。




その手は暖かくて優しくて、ドキドキが増していく。



ドキドキしてるの気付かれちゃうかな?




そう思って優斗君の顔を見たら、見るな!って言われて顔を背けた。



でもね、見えちゃったよ?!


優斗君もドキドキしてくれてるんだね?


その証拠に頬がほんのり赤く染まってた。