迷子センターまで連れて行くとたくま君の家族が待っていて何度もお礼を言われた。


たくま君はぐっすり眠っていてお父さんの背中に移っても起きる事はなかった。


眠っているたくま君に別れを告げて俺達は遊園地を後にした。


帰りの電車で男女別々に座っていると弘貴が興奮していた。


「穂高もついに初チューまでたどり着いたんだなぁ」

「俺、キスしたなんて言ってないよ!何でわかるの?」

「口にラメ付いてる」

「え゙!?」


俺は急いで唇を擦った。