【完結】君が教えてくれたコト



「弘貴こそ…さっきは何で天井と手繋いでたの?」

「は!?あ、あれは…成り行きだろ!別に深い意味はねぇよ!」

「深い意味がなくても手繋ぐくらい弘貴はチャラ男だったんだ?ふーん」

「違っ!ちよ子が可愛い…あっ…違う!あんまりにも歩くの遅いから…仕方ないだろ!?クソ…出会った頃はもっと大人しかったくせに…」


高野の言った通りだ。

わかりやすいくらい弘貴は天井の事好きだった。


「おーい!結花ちゃん大丈夫だったー!結花ちゃんも復活したし、テントの準備とお夕飯の準備しよー」


天井に連れられて高野もやって来た。

まだしかめっ面だけど…。


「まずはテントから〜」

「って!何でうちの班に花ちゃん混ざってんの?」

「えぇ〜だってぇ…高野さんまだ完全復帰してないしぃ〜少しでも手伝えたらなってっ」


う…思いっきりこっち見ながら言わないでほしい…。

俺はわざとこっちを見ている事を気付かないふりをした。


「先生もいたらテントもあっという間に出来るね!」

「天井…真面目に言ってる?望月先生にテント作りを期待しない方がいいよ」

「えー?」


天井の天然は望月先生のと違ってイライラしないんだよな…何が違うんだろ。